
ニュース編集部 リンクス
放送事故を未然に防ぐ縁の下の力持ち
- リンクスってどんな仕事?
ニュースで使う映像には使用期限、要クレジット、使用禁止映像など様々な使用条件があります。それをひとつひとつ確認し放送に出しても大丈夫か精査している部署です。
また放送に出る字幕スーパーで名前や地名・クレジットに間違いはないのか、漢字の表記なども細かくチェックしています。
放送後も映像に関する情報が正確に記録されているか、精査しています。放送された映像はアーカイブスで保存され再利用されることがあります。その際に正確な情報が残されていないと放送事故につながってしまうので重要な業務です。
リンクスは放送事故を未然に防ぐ縁の下の力持ち的な存在です。
- 大変だったことや仕事のやりがいは?
リンクスに配属されて初めは毎時間ごとにニュースがあり、その都度しっかり精査できているか不安でした。今は優先順位を考えられるようになり時間に追われることはなくなりました。
映像編集がやりたくて入社したのですが、今はリンクスの業務が肌に合っていると感じます。
もちろんリンクス業務をやりつつ映像編集の研修に入って勉強しています。いずれ映像編集に異動とは考えていますが今はリンクスでの仕事を極めたいです。
- 職場の雰囲気や働きやすさは?
よく聞く『アットホームな雰囲気』というよりかは『仕事をしに来ている』という雰囲気です。
仕事に対して熱意を向けることができます。
福利厚生に関して言えばピカイチです。休暇が多く充実していますし取りやすい雰囲気もあります。福利厚生がしっかりしているからこそ仕事にも熱意を向けられると感じます。
- 学生に向けてメッセージを
就職活動では自分の信念を持っておこなっていると思いますが、就職してもその信念を無くさずにいてほしいです。
社会に入って知らなかった事がたくさん出てきますが、知らないことを知らないままにしない。
人に聞くって難しいですよね、でもどんどん聞いてください。そしてたくさんアドバイスをもらって糧にしつつ自分の信念はなくさない。その思いが楽しさにつながります。


ニュース編集部 スポーツ
憧れのスポーツ報道で
- 入社を決めた理由は?
報道に関わる仕事がしたくて入社を決めました。
もともと駅伝やアイスホッケーなどのスポーツを観るのが好きでスポーツ報道を希望していたので、スポーツの編集ができるのが楽しいです。
- 大変だったことは?
スポーツは好きでもルールを知らないスポーツもたくさんありました。特にラグビーやテニスは先輩に教わりながら編集しましたし、野球ではスコアもつけられませんでした。とにかく分からない事だらけでした。それでも今はプライベートで野球観戦に行くぐらい好きになりました。
昨年は、サンデースポーツの企画で「プロ野球座談会」の編集助手をやらせてもらったのですが、試合をさかのぼって内容にあったシーンを探すのが大変でした。「この選手とこの選手が対戦したときの映像を探してほしい」など、要望に応えるために地方局から映像を取り寄せました。
苦労した結果、いい映像を探せたと思います。助手としてですが企画に参加できたのはとても勉強になりました。
- 目標や目指しているものは?
出張にも行きたいですし、これから開催される世界陸上やオリンピックなどの大きなイベントに助手ではなく一人前の編集者として関わりたいです。
最近では企画などを任せてもらえる機会が増え、編集の引き出しは増やせていると思いますが、先輩たちの編集を見るとまだまだ自分じゃ思いつかないような編集をしていて、すぐに真似て勉強しています。
- 勤務シフトは?
スポーツは土日メインなので基本お休みは平日です。平日休みですと一緒に遊びにいける友人は限られてしまうのですが申請すれば土日でも休暇はとれるので問題ないです。
勤務時間は14:00から22:30頃までで残業も今はほとんどありません。
とても働きやすい環境なのでスポーツ編集に興味があるなら是非挑戦してみてください。


ニュース編集部 全中
編集する映像の一期一会
- 全中ってどんな仕事?
全中では政治、経済、社会、国際などのニュース全般を制作しています。
突然の事件・事故や災害が起きた時の緊急報道では、どうやってその情報を視聴者に正確に分かりやすく早く伝えられるかが求められます。編集する映像も一期一会。自分が想像していた映像と全然違うこともありますし、それに柔軟に対応し放送時間までに編集しなければなりません。まじめすぎない、良い意味での適当さも必要だと思います。
- 映像編集は未経験でも大丈夫?
編集技術は入社してから身に付くので未経験でも大丈夫です。私は学校で編集を学びましたが、実際に現場で使っている編集ソフトとは全然違いましたし、これからも変わっていくと思います。
それよりも大事なのは“コミュニケーション力”や“人を思いやる心”なのかなと感じます。
- 楽しさややりがいは?
ニュースってまじまじ見ることはあまり無いですよね。掃除や料理しながらチラッと見ることが多くて、でもそのチラッと見ただけでもどんなニュースか分かりやすく作らなければいけません。
例えば建物の外観にしても1カット1カット意味があって、視聴者に誤解を与えてはいけません。そういう事に気づき始めてから編集の面白さが分かってきた気がします。「このニュースが伝えたい事ってなんだっけ」と1番シンプルなところを考えるのが一番難しいですし楽しさでもあります。“視聴者に分かりやすい編集”を常に心がけています。
- 目標や目指していることは?
どんなジャンルの編集も出来るようになりたいです。
3年間ニュース編集で政治・経済・社会や企画など一通り経験して、ニュース編集の基礎が分かってきたつもりでした。後は深堀りしていくだけと思っていたのですが、最近スポーツ編集を経験して知らないことがたくさんある事に気づきました。まだまだ勉強中です。


音響デザイン部
フルスイングできる番組に出会えたことが自分の成長に
- 入社を決めた理由は?
音楽が好きでとにかく音響をやりたかったので専門学校に入学し、先生の紹介で白川プロと出会い入社を決めました。
白川プロは主にテレビニュースやドキュメンタリー番組を担当していますが、コンサートやライブと違い映像や台本を読んで、それに合わせて音楽で演出できるのが面白いなと思いました。
- 担当した番組で大変だったことは?
VTRとスタジオで構成された番組で、担当のプロデューサーが音楽で演出をどんどん盛り上げてほしいと言ってくださり、音楽への期待度が高く2日間泊まり込みで作業させてもらいました。自分で効果音を制作し、加工やイコライジング、エフェクトなどをかけ、録音し実際に放送に出すこともありました。すごく大変でしたけどフルスイングできる番組に出会えたことで自信にもつながりました。
- 普段どんな音楽を聴いているの?
DJをやっていたのでいろんなジャンルの曲を聴いていますが、特にヒップホップや日本語ラップはすごい好きで昔からずっと聞いています。
普段何気なく見ているテレビで流れている曲がすごくかっこよくて「この曲何だろう」っていう時にはすぐスマホアプリで音楽検索してしまいます。職業病ですね。
- 最近お子さんが生まれたんですよね?
8カ月です。産まれたあとは育休を3週間と1カ月間の2回に分けて取らせてもらいました。育休に入る時は先輩たちのサポートもあり不安は全然なかったです。男性だとなかなか取りづらい会社は未だに多いと思いますが、白川プロではライフワークバランスの育児支援制度も整っていて、本当にありがたいと感じました。
- 目標や目指しているものは?
今は何よりも家族が一番なので出来るだけ早く帰るようにしています。
でも「番組が伝えたいことをくみ取って構成していく」ということはやっぱり譲れない部分なので、家族には「今日はちょっと帰りが遅くなる、ごめん」と伝え納得いくまで向き合っています。


番組制作部
“この人の編集じゃなきゃダメだ”と思われる仕事を
- 入社から番組制作部に異動するまで
会社説明会で、NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組も担当していると説明があり、エントリーしました。
入社して最初の部署はニュース編集部リンクスに3年。その後全中1年、スポーツ編集に7年所属しました。
希望していた番組制作部には入社後すぐに異動はできないとわかっていたので、まずはスポーツ編集で長めの企画を担当したり、スポーツ番組も任せてもらったりしながら経験を積んで、それから異動しました。
- どんなジャンルの番組を担当することが多い?
いろいろですね。地方局の番組を担当することが多いのでバラエティーやドキュメンタリー、スタジオ番組など様々な番組編集を任せてもらっています。
パリオリンピックでは総集編を担当したのですが楽しかったです。番組制作部に異動してからは、編集者みんなで議論しあいながら制作する機会が減っていたので、久しぶりにああした方がいいんじゃないか、こうした方がいいんじゃないかと編集することが楽しかったし刺激になりました。
- 番組制作をするうえで大切にしていることは?
まずディレクターがどう感じたのか、何を伝えたいと思っているのかを1番に考えます。その上で自分がどう感じたかも整理して、視聴者にどう伝えていくのかをすごく意識しています。
あとコミュニケーションも大切にしています。お互い気を使うといいものはできないので、自分の思ったこと感じたことを素直に伝え、ディレクターやプロデューサーにも言ってもらえる環境は意識しています。
“またこの人と一緒に仕事がしたい” “この人の編集じゃなきゃダメだ”と思われる仕事を目指しています。
- 制作期間ってどれくらい?
番組によってまちまちですが、編集期間はだいたい2週間くらいで、長い時は1カ月くらいかかることもあります。その間は休みがなかったり、取れても1日か2日くらいです。でも次の番組までに少し時間が空くことがあるので、そのタイミングでまとめて休んでいます。
ONとOFFの差がはげしいかもしれませんが、この働き方が自分には合っているので働きやすいと感じています。
番組によりますが、スケジュールに余裕がある時は夕方には帰れることもありますし、ほとんど残業しない時もあります。でも逆にすごく大変な番組だと年に2、3回ぐらいは徹夜になることもあります。
いわゆる「テレビ業界は大変だ。何日も徹夜する」みたいなイメージとはだいぶ違います。みなさんが思っているよりはハードではないと思います。

BS編集部
知らない世界を知ることができる
- BS編集ってどんな仕事?
主に国際ニュースを編集して放送に出しています。
世界で起こっている争いや国際情勢などの内容はもちろん、各国の文化やイベントを紹介することもあって、自分の知らない世界を知ることはとても面白いですし勉強になります。
様々な言語のニュースを扱いますが、通訳さんがいるので分からない時でも安心して編集できます。
- 番組や出張に行く機会もありますか?
最近では広島出張で番組を制作してきました。
番組を何度か経験し、コメントでつなぐのではなく映像でつなぐという感覚がだんだん掴めるようになってきました。映像のもつ強さをどう活かし面白くみせられるのかを考えるのが楽しいです。
いつかドキュメンタリーや動物系の番組を担当したいです。
- 現場の雰囲気は?
フレンドリーな職場ですが、大切なことはしっかりと指摘してくれます。
特に上司は私が担当した番組を見てフィードバックをしてくれるので、とても勉強になります。苦しんで編集をして自分なりに工夫したつもりでも、その箇所を指摘されるなど、凹むこともありますが見てくれているという嬉しさと、編集の幅を広げるキッカケを与えてもらっています。
- 働きやすさは?
女性社員が増えてとても働きやすいです。
BS編集部の勤務は日勤、早出、泊りなどあるのですが、基本的に14:00~23:00勤務が多いです。帰りが夜遅くなってしまいますが通勤ラッシュを避けることが出来るので私的には通勤しやすいです。
定時で帰れることがほとんどですが、特集や番組に入るとどうしても残業になることもあります。やはりいいものを作りたいのでこだわっているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
